掲載日:[2016.02.04] 照会数:15010
『アンダー、サンダー、テンダー 』
「第7回チャンビ長編小説賞」受賞作、『アンダー、サンダー、テンダー(이만큼 가까이)』。昔ながらのパジュ市が商業化されて観光都市・新都市へと変わって行く過程の中で、10代の「私」も成長過程を踏みながら現在、30代になった。10代の頃の「私」は6人の友達と共に、1時間に一本しかやってこない古びた2番バスに乗り、その中でMDプレーヤーを聞いて、片思いをしている友人のために皆で一緒に悩みながら、そこでお互いに頼ったり、慰めあったりした。学生時代の青春トラウマに耐えた彼らの友情が、時間を越えて今日という日へと繋がってゆく。
* 著者:チョン・セラン
1984年ソウル生まれ。2010年雑誌「ファンタスティック」で『ドリーム、ドリーム、ドリーム』を発表し、作家活動を始めた。長編小説『アンダー、サンダー、テンダー』で2014年の「第7回チャンビ長編小説賞」を受賞。ほかに長編小説『八重歯が見たい』、『地球でハナだけ』などがある。
大阪韓国文化院 図書室では、
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