掲載日:[2016.03.14] 照会数:18499
『空と風と星と詩』
「召される日まで天を仰ぎ いかなる恥もなさぬことを・・・」
最近、韓国で話題になっている映画「ドンジュ」の主人公「ユン・ドンジュ」詩人の遺作。生前に詩集「空と風と星と詩」を出版しようとしたが実現せず、死後、自筆遺作3部と他の作品を合わせて遺稿詩集「空と風と星と詩」が1948年に出版された。ユン・ドンジュの叙情的ながらも熱い感性がそのまま込められている作品。
通常の洋装本だけでなく、初版本のデザインを再現した本や、直筆原稿の複製本も大阪韓国文化院でご覧いただけます!
* 著者:ユン・ドンジュ(尹東柱)
15歳から詩を書き始め、約100編の詩と5編の散文を残して、1945年2月、27歳の若さで死去。彼の短い生涯に書かれた詩は青年期と成人期に区分される。青年期に書かれた詩は「冬」、「貝の殻」などグルーミーで子供のころの平和を望む現実的な雰囲気の詩が多い。成人期に書かれた詩は「序詩」、「星を数える夜」、「たやすく書かれた詩」など、自我省察の哲学的な感覚が強い、民族の歴史性を込めた深みのある詩が主流になっている。
大阪韓国文化院 図書室では、
韓国語原作版・日本語翻訳版のいずれも所蔵しております。
韓国語の勉強に、2冊を読み比べながらお楽しみもいただけます! 