掲載日:[2018.10.04] 照会数:12951
『風の絵師』
朝鮮花壇の革新的な画風を導いた二人の天才画家、キム・ホンドとシン・ユンボクの生活と芸術を描いイジョンミョン長編小説「風の絵師」。宮廷花園で当代の名を馳せキム・ホンドに比べてシン・ユンボクの生涯の記録はほとんどない。「会話を管掌する国家機関である、図画署花園あったが、 俗畫を楽しんで描いて追い出された」は、単二行の歴史的な記録をもとに、作家は二人の天才画家の出会いと別れ、対決をスピード感のある展開と美しい文章で描き出す。
図の天性の才能を持ったが、自分の意志で生きることができなかった申潤福は、最高の花園だった弟子であるユンボクとの出会いで揺れる金弘道、父親である思悼世子の死に悲しみを秘めた若い王 正祖 、富と権力への野心を持つ高位層の陰謀、そして行うことがない愛を抱いて生きる 妓生 ジョンヒャンなどの歴史の中の人物たちの生々しい人生繰り広げられる。
* 著者:イ・ジョンミョン
大学で国文学を専攻して雑誌社と新聞社の記者として働いた。2006年ハングル創製をめぐる集賢殿学士殺人事件を素材にした「根の深い木」でベストセラー作家に浮上した。小説「根の深い木」は、2006ネチズン選定今年の本、朝の読書運動本部推薦図書に選ば。
小説「風の絵師」は、朝鮮後期花壇を導いた二人の天才画家シン・ユンボクとキム・ホンドの絵の中の人物たちを主人公に自分たちの生活と芸術、そして愛を不気味なように生き生きと描き出す。
作品に忘れられた王国沸流百済を背景にした「 千年後に」(1999)、南北関係を背景に行わない恋人たちの愛を描いた「ひまわり」(2001)、一人暮らしの父の涙ぐましい愛を描いた「最後の遠出」(2002)などがある。
大阪韓国文化院では、「風の絵師」の韓国語原作版・日本語翻訳版、ドラマのDVDのいずれも所蔵しております。
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