掲載日:[2014.12.04] 照会数:18649
『韓国・朝鮮の知を読む』
史上初めて日本語圏と韓国語圏の知識人たちが「韓国の知」について考察した本だ。編者、野間秀樹氏は序文中で、韓国ドラマ、映画、K-POPのように日本語圏で鑑賞し愛好し感動する対象としての韓国の文化は高く評価されているが、読んで聞いて考えて考察する「韓国の知」としての文化は何なのか?という話題を投げかける。ある知識人はある国の「知」とどのようにして初めて出会うことになるのだろうか? 知識人との出会い、芸術作品を通した間接経験など、さまざまなルートの中でも編者は本を核心媒介体だと見て140人の知識人たちが韓国の「知」と出会わせてくれた本を推薦し、それに対する考えを共有できる本を企画する『韓国・朝鮮の知を読む』は「韓国の知」に近づくための案内書になるはずだ。
* 著者 : 野間秀樹
編者、野間秀樹氏は言語学者で東京外国語大学大学院教授を経て、現在は日本国際教養大学の客員教授。韓国語の知的、美的革命性を語る著書『ハングルの誕生』で2010年毎日新聞社とアジア調査会の主催の第22回アジア・太平洋賞大賞を受け、2012年、ハングル学会から周時經学術賞を受ける。2005年には、それまでの韓国語研究業績を認められ、大韓民国文化褒章を受章。
大阪韓国文化院 図書室では、
韓国語原作版・日本語翻訳版のいずれも所蔵しております。
韓国語の勉強に、2冊を読み比べながらお楽しみもいただけます! 