掲載日:[2015.01.16] 照会数:18327
『世界の果て、彼女』
韓国で最も権威ある「李箱文学賞」をはじめ多数の文学賞を受賞し、若者たちを中心に熱烈な支持を得ている人気ベストセラー作家キム・ヨンスの短編集。
ある青年が図書館に貼ってある詩を偶然読むことから始まる恋愛ストーリー『世界の果て、彼女』。新婚旅行にソウルにきている日本人のハトコを案内する、30歳になったばかりのアタシ『君たちが皆、三十歳になった頃』。世界のいろんな都市のガイドブックを作って放浪する若いカップルの物語『笑っているような、泣いているような、アレックス、アレックス』。など、多様な人物たちの生きる喜びと苦しみを、ユーモアと人間に対する愛情で彩られた7つの作品が収録されています。
* 著者 : キム・ヨンス(金衍洙)
1970年、慶尚北道生まれ。成均館大学英文科卒。93年、「文学世界」で詩人としてデビュー。翌年に長編小説「仮面を指して歩く」を発表し、高く評価されて以来、『グッバイ、李箱』で東西文学賞(2001年)、『僕がまだ子どもの頃』で東仁文学賞(2003年)、『私は幽霊作家です』で大山文学賞(2005年)、短編小説「月に行ったコメディアン」で黄順元文学賞(2007年)を受賞。2009年に「散歩する人々の五つの楽しみ」で李箱文学賞を受賞した。小説のほかエッセイ『青春の文章』『旅行する権利』『私たちが一緒に過ごした瞬間』なども、多くの読者を獲得している。
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