3. Guinneissik ^ Iver
Guinneissik ^ Iverは、音楽的要素を借用して社会的現象をニューメディアの形式で解釈し提示する2人のアーティストチームだ。 ギナイジック(Guinneissik)は「非人間的創作行為」という個人的な指向点を設定したまま、クラシックの要素を借用しシーケンシングしたエレクトロニック音楽を創り出す。 メディアアーティストのキム·イベ(Iver Kim)はオーディオビジュアルを越えて音楽を体験できる多様な方法で視覚化するアーティストだ。 milk 'n fridge <milk 'n fridge>は「エコーとナルキッソス」の神話からモチーフを得たオーディオビジュアル設置作品だ。この作品は、ナルキッソスが池に映った自分の姿ではなく、エコーの声と目を閉じて自分の姿を見たならば悲劇的結末を避けられたのではいか、という疑問から始まる。
<milk 'n fridge>は観客とスクリーン間の距離によってフェイズミュージック(Phase Music)ベースの電子音楽のテンポが変わり、不規則な騒音を放つ鏡のような形状から規則的なリズムを奏でる歪んだ水の形の間を行き来する。 池という閉じ込められた世界では自我を見つけることができなかったナルキッソスのように、完璧に整えられた音の中では水の虚像だけが存在する。 観客が作品内で真の自我を探すためには池の外、すなわち騒音と混沌に向き合わなければならない。
4. Data N Sound(DNS)
Data N Sound(DNS)は、2021年にサンヒとジョン·ダソル、2人の作家により結成されたチームだ。 外部の物理的要素と関係を結ぶフィジカルサウンドワークに共通した関心を持ち、身体を利用したサウンドパフォーマンスを実験してきた。 現在、新しい感覚器官を作るインタラクティブサウンドプロジェクトである「(Um)weltウムヴェルト」プロジェクトを進めている。 HEAD&BODY
<HEAD&BODY>では、身体を現在の座標に合わせて再び感覚する方法を模索する。 身体を新たに感覚するためにパフォーマーの顔または身体全体を覆う。 パフォーマーが着用した装置は、動きに合わせて加算合成で作ったサウンドとフィールドレコーディングサウンドを再生させる。 該当パフォーマンスを通じて観客は身体が周辺環境と結ばれている関係を音で体験する。 Non-verbal Sound
<Non-verbal Sound>は、非言語的要素を代替感覚構造物を通じてデータとして収集し、直接的な意味伝達が可能なサウンドで表現したインタラクティブサウンドパフォーマンスワークだ。 代替感覚構造の役割をする「感覚タワー」は既存の視覚体系に代わって、感覚する方式を新たに再構成した。 これを通じて物体、人、さらに環境を感覚することにおいて多様な方式の拡張を提示する。