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■ (11/8~30) SeMA×韓国文化院巡回展《目を閉じれば浮かぶ世界》
掲載日:[24.10.29]    照会数:6970
SeMA×韓国文化院巡回展
目を閉じれば浮かぶ世界



 
「今この瞬間、世界の向こうではどんなことが起きているのでしょうか?」

  見慣れた風景から感じるどこかの違和感の瞬間のように、本展は例えば皆が眠っている時間に起こる出来事、眺めている風景の反対側の存在、幽霊のように捕まえたり見ることのできない様々なものから始まりました。

  韓国のソウル市立美術館と文化体育観光部が共同主催するSeMA×韓国文化院巡回展《目を閉じれば浮かぶ世界》は、2024年ソウル市立美術館の館題である「連結」をテーマとし、ダイナミックな韓国の同時代美術を東アジアの主要都市である東京、香港、大阪の韓国文化院で紹介します。展示は各都市の観客に歴史や地理的特性に基づいて変化する多様な解釈と理解を視覚言語で示し、異なる背景で新たに形成される意味を作り出したいと思います。

  超接続時代に住んでいる私たちは、いつ・どこでも世界の反対側のニュースに触れることができます。しかし、これはすべてを把握し理解しているという傲慢と勘違いを呼び起こすこともあります。今回の展示では、国家や民族、個人と社会、死と生など、様々な境界を探る4人の作家の作品を通じて、私たちが普段想像する世界の裏側で起こる出来事を認識し、感じてみることを提案します。

  ユ・ビホは現実に面しているが、めったに現れない現実超えの世界を隠喩的に照らします。 ソン・セジンは社会と関係のある個人が向き合う不可抗力的な巨大談論と個人の脆弱性を示します。キ・スルギは、私たちが日常的に眺める風景や物事を素材にし、外部世界を感じ理解する方法について疑いを持ち、質問します。キム・ウジンはすべてがデジタル化されていく社会の風景とその中から消えていく少数民族の言語を、リサーチに基づいた作業で照らします。

  4人の作家の作業を通して、「目を閉じれば浮かぶ世界」展は、主流から離れた存在についての代替的な物語を創造し、複雑で多層的な世界をたどりながら理解する時間を持つことを提案します。 ソウルから出発した物語は東京、香港、大阪を経て再びソウルに戻り、2024年の時間の中に新しい風景を描いてみたいと思います。  



◆展示概要◆  

会期:2024年11月8日(金)~11月30日(土) ※日曜休館 (11/23オープン)
時間:10:00~18:00 ※土曜は17:00まで
会場:大阪韓国文化院 1階 ミリネギャラリー
                大阪市北区東天満1-1-15
                JR東西線 大阪天満宮駅から徒歩で6分
                地下鉄谷町線 南森町駅・天満橋駅から徒歩で8分
                地下鉄堺筋線 南森町駅から徒歩で8分
     「アクセス案内図click!

主催:韓国文化体育観光部、ソウル市立美術館
主管:駐大阪韓国文化院

※入場無料




◆作家・作品

ユ・ビホ、ソン・セジン、キ・スルギ、キム・ウジン 4人の作家のインスタレーション、映像、写真など26作品が展示されます。


유비호 ユ・ビホ(RYU Biho)


予言者の言葉
2018年、ビデオインスタレーション、13分30秒、サイズ可変


『A prophet’s Words(予言者の言葉)』は、2018年ユ・ビホ作家がベルリンに滞在していた際に発表したインスタレーション作品で、死者が生きている者に伝える予言・知恵の言葉を盛り込んでいます。青い画面の中で頭を傾けた男性は、神秘的で厳粛な雰囲気を出しながら、5章で構成された詩を独白するように静かに吟じます。この作品は、南北分断で家族と生き別れた失郷民のインタビューと、2015年トルコ南部の海岸で溺れた状態で発見されたシリア難民の子供を扱った記事から始まります。 5章で構成された詩は、それぞれ人間社会の分裂と破滅をもたらす混沌と憎しみ、戦争と紛争の深い悲しみと悲劇的な運命、苦痛の中でも大切にしていた懐かしさと希望を語り、最後には絶望の中でも光を探すために苦労する姿とともに光を求めて闇を克服しようとする意志を示しています。
 



波に乗るストリーマー、ハンター、そして宇宙人
2023年、サウンド&ビデオインスタレーション、8分59秒、13分9秒、7分45秒、サイズ可変


송세진 ソン・セジン(Sejin Song )

 
Work

2023年、シングルチャンネルビデオ、カラー、音声、22分5秒、サイズ可変 


ソン・セジンの「Work」は、2065年の未来を背景に二人の違法的な時間旅行者の会話を撮影したSF素材の映像作業です。音を脳に伝達する機能が衰退してできる脳の「信号」である耳鳴から始まるこの作業は、実在する音と耳鳴のように異なる二つの世界の繋がりについて扱っています。映像に登場する二人の人物は耳鳴を通じて異なる世界と時間の交差点に干渉し、音と耳鳴、即ち現実と記憶の境界を越えます。 作家にとって耳鳴は脳の信号という単純な身体的現象を超え、人間の記憶とアイデンティティ、そして時間との関係を探る媒介として作用します。作品は現在から書き直す過去、過去の反芻(はんすう)から鑑みる現在を行き来しながら耳鳴を通じて異なる二つの世界の出会いと別れを隠喩的に表現します。
 


Inhale

2017-2019年、吹きガラス、45×55×25cm、44×42×20cm、40×65×30cm、50×80×20cm、50×38×10cm(5点)
 


기슬기 キ・スルギ(Seulki Ki)



Light is not printed_Andromeda Galaxy(光は印刷されない_アンドロメダ銀河)
2022年、墨紙にプリント、50×50cm(×15点)


写真は光を色に変える媒体です。光は積み重なるほど白に近づくこととは違い、色は減らすほど白に近づきます。言い換えれば、写真で白を表現するためには大量な情報が入力されなければなりませんが、結果的に出力された状態では何も存在しません。作家は、このようなギャップを明らかにするため、墨を塗った韓紙、すなわち黒い媒体を選択して、空のスペースを逆説的に明らかにします。さらに作品に使われた宇宙のイメージは、存在しますが、人間の視覚では認識できないものです。このように、作家は黒い媒体と宇宙のイメージを表現の方法論と対象として選び、存在するが認識されないものに疑問を投げかけています。
 

 
Post Tenenbras Lux_07
2014年、アーカイバル・ピグメント・プリント、135cm×90cm


김우진 キム・ウジン(Woojin Kim)  



And, I decided to make a play_Part U_Interview source version
2024年、ステレオ音声、サイズ可変、ソウル市立美術館委嘱作品


2点のサウンド作業を通じてキム・ウジンは、北海道のアイヌ語と沖縄のうちなーぐちに注目します。作家は両言語の使用集団及びその後、そして該当地域の居住者と会話をしながらアイヌ語とうちなーぐちに関する記憶と歴史を追跡していきます。この過程で、異なる社会の内面で見られる疎外と消滅の様子を記録し、観察者の観点から会話を編集しました。世代別のインタビューからわかる相違な視線は、このような現象が特定の単語集団の絶滅を超えて文化的アイデンティティの喪失につながると暗示します。
 



The Ghost, Sea and Moebius Loop
2022年、2チャンネルFHDビデオインスタレーション、ステレオ音声、8分59秒  



お問合せ
駐大阪韓国文化院
電 話 06-6585-0585
メール osaka@k-culture.jp    

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