世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに登録された遺跡や景観そして自然など、人類が共有すべき普遍的な価値をもつものを指します。
韓国では、石窟庵と仏国寺、海印寺大蔵経板殿、宗廟、昌徳宮、華城、慶州歴史地域、高敞、和順、江華の支石墓群、済州の火山島と溶岩洞窟、朝鮮王陵、韓国の歴史村:河回と良洞、南漢山城、百済歴史遺跡地区があります。
世界無形遺産とはその名どおり世界文化遺産と同じに人類の歴史に残れている価値が高い文化遺産の中でその形がないのを言います。民族音楽、ダンス、劇などの芸能から社会的慣習として伝承のかたちで残されている様々な儀式、祭礼、文化空間、伝統工芸技術などがその無形遺産の対象になります。
ユネスコは古文書などの世界的に価値がある記録物の保存や活用のため、「世界の記憶(Memory of the World)」事業を始めました。遺産には書籍や文書、図、手紙、デジタルデータなど多様な種類の記録物が含まれています。