開催日:[2016.02.06 ~ 2016.02.06] 照会数:43624
2月6日(土)ホテル日航大阪にて、韓日交流トークイベント「こころをつなぐ朝鮮通信使~交流の遺産を未来へ~」が開催されました。
まず、一人ずつの講義が行われ、京都造形芸術大学客員教授であり大阪韓国文化院 K-CULTURE支援委員の仲尾宏氏は、「朝鮮通信使の意義」についてお話しいただきました。朝鮮通信使が日本を行き来した時代は、韓日両国にとって「学びあいの200年」であり、両国に長い平和と盛んな文化交流をもたらした功績などが紹介されました。
次に、「大坂と朝鮮通信使」というテーマでお話しいただいた大阪歴史博物館の大澤研一学芸員は、大坂の古地図と現在の写真とともに、朝鮮通信使の上陸地や宿泊した場所などが紹介されました。また、大坂に滞在した通信使の船員たちが「相撲大会」を行った話など、関西の人々にとって朝鮮通信使に親近感がもてる興味深いお話しをして頂きました。
そして、「朝鮮通信使と文化交流」についてお話しをされた片山真理子元高麗美術館研究員からは、朝鮮通信使が回を重ねるごとに文化交流が盛んになっていた様子が紹介されました。通信使に同行した画家 金明国の絵に日本の儒学者 林羅山が画賛をほどこしたことや、対馬までしか行かず富士山を見ていない画家 李義養が日本の画家 谷文晁の描く富士山を参考にした逸話など、当時の交流の様子が美しい絵と共に紹介されました。
続いて行われた、お三方によるディスカッションでは、まず、「朝鮮通信使」を韓日の民間団体が「ユネスコ世界記憶遺産」の登録に向けて、1月に共同申請書の調印が行われ、3月に申請し、来年の登録を目指していることなどが紹介され、その他、「朝鮮通信使の功績を若者や後世に伝える方法」や「韓国文化院への提言」などについてお話頂きました。
お忙しい中、豊富な資料をご準備くださり、貴重おなお話しを頂いた3人の先生方、そしてお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
尚、大阪歴史博物館にて2月17日より4月11日まで、「朝鮮通信使と李朝の絵画」という特集展示が駐大阪韓国文化院の共催で開催されますので、ぜひご覧ください。