世界文化遺産
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南漢山城をお伝えします。




南漢山城(2014年登録)
 
南漢山城は北漢山城とともに首都・漢陽を守った朝鮮時代の山城である。

現在残っている施設としては、東・西・南門楼と将台・墩台・堡などの防御施設と秘密通路である暗門・井戸・官庁・軍事訓練施設などがある。

ここには百済前期の遺跡がたくさんあり、早くから百済温祚王の時の城としても知られてきた。

広州南漢山城は各種施設がよく整備されているため、韓国の山城の中で施設が最もよく整った所としても知られている。

南漢山城行宮は政務施設はもちろん他の行宮にはない宗廟社稷の位牌を祀る建物を備えているのが特徴で、朝鮮時代の行宮制度が見られる重要な遺跡として歴史的・学術的に大きな価値を持っている。

また、歴史的に一度も陥落したことがない対外抗戦の戦跡地として、韓国最高水準の城郭築造技術を誇る南漢山城(史跡第57号)と歴史をともにしている南漢山城行宮は、1999年から発掘調査が行われ、上闕・左殿が復元され、一部の建物の跡から超大型の瓦が発見されるなど、多量の遺物が出土した重要な遺跡である。

南漢山城が17世紀初頭、非常時の臨時の都として日本と中国の山城建築技術を導入し、西洋式武器に対応するための様々な軍事防衛技術を総合的に集大成していることを高く評価され、2014年世界文化遺産として登録された。